営業部 担当課長 森山一城
森山 一城 Kazuki Moriyama
人と人とのつながりこそが協同の強み
世界各地のお客様とのビジネス展開に魅力を感じて
私は米マイアミの大学在学中、地元サッカーチーム仲間の紹介で斉藤剛史副社長(当時アトランタのKYODO AMERICA勤務)と出会ったことがきっかけで(海外各地の自社工場から世界中のお客様へ積極的にビジネス展開している協同の魅力に惹かれ)入社しました。
入社後は、協同の得意分野であるガーデン機器関連(完成機ビジネス)の国内、及び海外営業担当の経験を経て、現在は自社オリジナル『プローブカードコンテナ』の営業を担当させていただいています。
協同オリジナルのプローブカードコンテナ開発
パソコン、スマートフォン、自動車など日常生活だけにとどまらず、もはや私たちの社会生活に必要不可欠な半導体ですが、信頼性の高い半導体チップやモジュールの製造工程において、必ず必要される重要な検査機器がプローブカードです。
プローブカードは1枚で数百万から数千万円もする大変高価で精密な製品で、その輸送・運用・保管に協同の樹脂製コンテナをご使用いただいています。協同オリジナルの『プローブカードコンテナ』は、あるお取引先様からご相談いただいたことが開発のきっかけでした。
開発当時は間違いなく主流であった金属製のコンテナ。これを単に樹脂製に変えて軽量化するだけでは協同オリジナル商品とは言えず、まずは使用現場の声を数多く伺いました。半導体の製造環境に適した材料選定に始まり、収納したカードの確実な固定方法、コンテナ内への塵埃侵入を防ぐ形状、持ち運びやすさや、収納したプローブカードを外的衝撃から守るための外装構造など、ユーザー目線のデザインに徹底的にこだわり、“安心”、”安全”、”使いやすさ”を追求した細かな工夫を凝らしています。
私たちは『プローブカードコンテナ』を単なる収納コンテナとしてではなく、大事なプローブカードを安全に、且つ安心して輸送、現場運用、そして保管していただけるよう、全構成部品の材料選定から細部の機能に至るまで熟考を重ねたうえで、お客様それぞれの多岐にわたるプローブカード仕様にマッチしたコンテナをカスタマイズしており、世界各地の半導体工場でご使用いただいています。
「協同だからできる」新たな商品開発を目指して
この成長は『プローブカードコンテナ』のお客様である国内外の各プローブカードメーカー様の熱意と温かいご協力はもとより、創業以来、長年にわたりお世話になってきた様々な分野(農業機械、建設機械、船外機、産業機械など)のお客様、多くの協力企業様とのお取引を通じて積み上げさせていただいた経験、知識、技術の延長上にあることに心から感謝し、この強固でグローバルなネットワーク、そして人と人とのつながりこそが協同の強みであることを誇りに思っています。
これからも協同だからできる新たな商品を世界中に送り出していけるよう、チームと協力し合い、楽しみながら、そして両親が待つ故郷の奄美大島への帰省頻度も高めつつ、ビジネス&プライベート共により充実させていきたいと思っています。